2007年1月
市議会議員選挙の投票率が60%になれば、
絶対に西宮の政治は変わります。
この8年間で自分のチラシや蒼志会のチラシに書いた原稿を読み返してみました。過去のチラシは、怒りやら哀しみやらをぶちまけるようなのばっかりですね。
いかんいかん、そんなのを街中にばら撒いていたら西宮が暗くなってしまう・・・。
ということでこの記事は、8年前、何を想ってこの西宮で政治を始めたのかという自分の原点を振り返って書いてみました。「まちのみんなで政治を変える」っていう、明るくて夢のあるお話です。
前回2003年の市議会議員選挙の時点で、西宮市の有権者数は347,004人でした。で、投票者数は143,533人。 ということで、投票率は41.36%だったわけです。 過去最低。 で、この低い数字に、西宮でそれまで4年間政治をやってきた人間としては「ごめんね、投票したい候補者がいなかったんだよね…」という反省を、まずはすべきだと思っております。 ただ、あえて政治家である自分の責任を棚に上げて、普通の人が投票に来ないとなぜ政治が変わらないのかをここでお話しさせてください。
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投票率41.36%の前回の選挙の結果はこうなっていました。
投票した人が14万人で、投票しなかった人が20万人。 でも、この時点で「14万人はいい人、20万人はダメな人」などと言うつもりは毛頭ありません。 投票した人にも、いろいろなタイプがいます。 たとえば「業界団体や政党支持組織や政治家個人の熱心な後援組織に所属している人たち」です。 彼らが投票する人は完全に決まっています。 そして、選挙ともなれば、よほどのことがない限り必ず投票に行きます。 それこそ、天気が悪かろうがそんなものは関係ありません。 それ以外の「投票した人」には 「候補者を較べて自分の意志で投票をする人」もいれば、 「誰に投票すればいいのかわからないので何となく投票した人」もいるでしょう。この両者が、よく言う「無党派層」や「浮動票」だったりするわけです。 で、西宮の場合、各候補者の得票から投票動向を分析してみると、 このような予想をすることができます。
こうしてみると、都市部より地方の方が投票率が高い理由がわかります。地方の方が「特定の候補者に必ず投票する人」の割合が高いからです。転入の多い西宮はその割合が少ないぶん、「投票しなかった人」が多くなるわけです。 話を西宮に戻しますと、全投票14万票のうちの10万票分はいつ選挙をしても変わりませんし、場合によっては西宮市の利益より特定の集団の利益を優先して判断する投票です。 実際に政治を変える可能性のある票は4万票しかない(14万分の4万で約3割)ことがわかります。 ですから、投票したうちの4万人や、投票しなかった20万人は「選挙が終わっても政治は変わっていない」と感じることでしょう。特に「自分の意志で投票をする人」などは「毎回まじめに投票しているのに全く政治は変わらない!」と憤慨されていることでしょう。
さて、もし投票率が50%になるとどうなるでしょうか。
「特定の候補者に必ず投票する人」は、現在の状況ですでに投票に行っていますから、この10万人以上増えることはありません。 一方で、政治を変えるかもしれない票が4万から7万に増えます。 そうすると、全投票に占める実際に政治を変える可能性のある票は17万票のうちの7万票になります(約4割に増えました)。
さて、さらに!投票率が60%に上がるとどうなるでしょうか。
投票率が60%になれば、実際に政治を変える可能性のある票は20万票のうちの10万票、つまり、半分になるのです。
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私は政治を変えたいと思ってこの8年間政治をやってきました。
だから、一度も投票に行ったことがない人にも、「どの政治家が何をやってるのかわからないから投票しようがない」って言ってる人にも、「別にええやん、政治とか…」って言ってる人にも、西宮のあたらしい政治を伝えたいと思ってチラシを配ってきました。
一人でも多くの人が、意志を持って西宮の政治に「投票」というかたちで参加すれば、必ず西宮の政治は変わります。それを私は諦めていないのです。投票率が低ければ、「日本人の政治意識は低い」と新聞や評論家は書きます。私には、そんな無責任な他人事のような言い方はできません。政治家が悪いのか、市民の意識が低いのかなどという「鶏と卵」みたいな話はどうでもいいのです。私は政治を変えたいと思っているんだから、私から行動を始めるのです。
8年前に「みんなが選挙に行きたくなるような政治をしたい!」と書いた手刷りのチラシを西宮全市に配って、私は西宮市議会に初当選しました。
私は「特定の候補者に必ず投票する人」ではない人たちによって生まれた政治家なのです。
私は「必ず投票する人」に支持されたわけではないので、常に活動を不特定多数に報告し続けてきました。8年間で蒼志会が西宮全市に配ったチラシは600万枚。私個人が配ったチラシも100万枚に上ります。灼けつくような暑い日も、凍えるような寒い日も西宮に配り続けたチラシ。私は誰が自分のチラシを読んでくれているのかを知りません。このチラシは、名前も知らないあなたが、もういちど政治への希望を取り戻してくれることへの祈りを込めてお渡ししたものなのです。
納税者が納得できる、効率的で公正な行政運営を実現することと、
教育と住環境の質を上げること
を政策の柱に、政治をやっています。
私が提案している政策の内容は至って堅実です。政策研究の分野は、もちろん市政全分野ですが、力を入れている政策は大きく二本柱。「納税者が納得できる、効率的で公正な行政運営を実現すること」と「教育と住環境の質を上げること」です。事業評価の導入みたいにねばり強く提案し続けて実現したこともあれば、総合選抜制度の廃止みたいに実現に向けて動き出したものもあれば、議員定数の削減みたいにまだ実現していないものもあります。小さな字で書いても、まだまだ全部書き切れません
(住環境〜は書ききれなかったので次号で…)
■効率的で公正な行政運営を実現すること
これまで配ってきたチラシには、毎回といっていいほど、西宮が財政難であることを書いてきました。年間予算3000億円の西宮市の抱える負債の合計は4200億円。
西宮市民1人あたり約90万円の借金があります。4人家族なら合わせて360万円ってことです。でも、いくら財政状況が悪いからといっても、みなさんはまじめに税金を払っているわけですから、「借金が多いので行政サービスの品質を下げます」というわけにはいきません。納税者の納得が得られるように、無駄な支出をしない一方で、工夫をして効率的な行政運営を心懸けなければいけないのです。
○行政経営改革
2002/12月:行政経営という考え方を議会で初めて提案
「行政は税金を原資としてサービスを提供するサービス業です。行政運営は硬直化した管理型から、機動的な経営型へと転換を図る必要があるのです」と訴えましたが、この頃はまだ全く理解されませんでした。「民間委託の推進」などと誤解されていたようでした。そうじゃなくて役所自体の運営方法や体質や意識を変えなければいけないよ、という意味だったのですが…。
2003/ 9月:事務事業評価の導入を提案
このあと試行を始めたりするのですが、とにかく遅い。担当部局の人たちは一所懸命やろうとしていたのですが、市長や担当局長が意味をわかっていなかったので、本格的には始まりませんでした。
→2004年、当局から行政経営改革基本計画が発表される
→2005年度から事務事業評価が実際に決算審査に使用される
提案し続けてやっと実現しました。だんだんと全庁的にも経営的な発想が浸透しつつあります。
2006/ 3月:事務事業評価を事業選択や予算策定に活用することを提案
2006/ 9月:外郭団体を含めた連結会計と外部監査の導入を提案
→連結会計(2007年度)、外部監査(2008年度)の導入を答弁で明言
2006/12月:中央病院の経営健全化を提案
→中央病院のあり方を検討する委員会の設置を答弁で明言
中央病院は、年間9億円の税金をつぎ込んで、それでなお赤字なのです。2003年度から3カ年の経営改善化計画も失敗し、患者数も毎年減り続け…。こうなれば「ほんとうに公務員として看護士を雇って税金で病院を運営する意味があるのか」をきちんと考え直す必要があります。民営化や規模の縮小を含めた抜本的な改革を検討する必要性を訴えました。
○公務員人事制度の改革
行政改革のキモはとにかく公務員制度の改革です。タテ割りの組織、終身雇用、年功給与、そして人事評価がないこと。「がんばってもがんばらなくても同じ」の組織が価値創造できるわけがありません。しかし、この改革は最大の抵抗勢力である「職員労働組合」の圧力できわめて遅れています。
2000/ 9月:人事評価と能力主義の導入を議会で初めて提案
2003/ 9月、2004/ 3月:タテ割り組織是正と能力主義の導入の再提案
→2004年度から全庁的にグループ制の導入が始まる
2005/ 3月:行政改革への職員労働組合の介入を批判する質問
2005/ 9月:勤務評定の厳格な実施と免職の厳格な適用の提案
→2006年度から人事評価が試験的に導入される
提案しはじめて6年…。でもこの人事評価が給与に反映されるしくみづくりまではまだまだです。
○公正な行政運営の実現
2004/ 9月:行政に対する不当要求への対策を提案
→2006年度より公益通報制度スタート
2005/ 3月:西宮市職員自治振興会の不当な厚遇と補助金流用を追求
→2005年9月の補正予算で自治振興会の福利厚生が見直される
ブラックボックスになっていた職員の福利厚生にメスを入れました。
2006/12月:議員定数削減の条例案に賛成→残念ながら反対多数で否決。
結局、議会は自を糺すことはできなかったのです。反対する側はいろいろ理屈をつけていましたが、要は落選したくないから反対なのです。市職員も減らしてるというのに、なんとも厚顔無恥な態度です。どう考えても税金の使い道でいちばん無駄なのは、市に対して提案をできていない議員なのにね…。
■品質の高い教育サービスを提供すること
私は、税金で運営するサービスで最も優先されるべきものが教育だと考えています。将来の日本も、将来の西宮も、子どもたちが創るのです。その子どもたちを育てる教育の品質こそがまちの強さなのです。文教都市を謳う西宮であれば、教育の品質にこだわるべきだと考えています。
2005/12月:総合選抜制度を改めることを求める意見書を議会に提出
→賛成多数で採択。2006/5月に選抜制度改善検討会立ち上げ。
→予定では2007/1月に県教委に対して市教委から要望書を提出
西宮市民の悲願でした。制度改革が一年遅れれば、一学年分の生徒たちが泣くことになります。ですから、一年でも早く改革が進むように、一層の働きかけを続けていきます。
2006/12月:小中学校教育の課題対応力の向上を提案
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あなたはこのチラシを受け取ってくれました。そして、4つ折りのいちばん奥のこのページを開いてくれました。あなたみたいな人がいてくれるから、私は西宮の政治が変わることを信じることができるのです。ほんとうに、ありがとう。
→チラシ表面へ