2011年12月
「食材の放射線被曝における学校給食検査体制」についての請願
(請願趣旨)
私達は西宮市で子どもを育む市民です。西宮では、早い時期に放射能測定器の購入を決めていただきありがとうございました。行政側が市民と共同で子ども達の命と健康を第一に考えた対策に取り組んでいただけることに感謝しています。
3月11日に東日本大震災が発生した後、西宮市はいち早く市民と共同で募金活動や物資支援等を行い、4月9日・10日には被災地へ市長が訪問し、多くの市職員を支援派遣されました。また、被災者支援の一環として市営住宅50戸を提供し、避難された方々の心と体を温めたことと思います。西宮市民として誇りに思うと共に感謝いたします。
福島第一原発から出た大量の放射性物質は近隣の土地、水、海、空気を汚染し、沢山の農作物、魚、動物が処分され、多くの子ども達や人々は初期被曝をし、現在も被曝の危険にさらされています。ここ西宮においても、汚染した食品の放射性物質が体内に残ることによる内部被ばくと晩発性の障害の危険性があります。放射性物質で汚染された食材を摂取すると、一部の放射性物質は体内にとどまり放射線を出し続け、ガンや免疫低下など様々な健康障害の原因となります。また年令が低いほど放射線の影響を受けやすく、その被害が早く現れることを考えると、学校給食に放射性物質で汚染された可能性がある食材を使うことは危険です。
現在の国の、食品の放射線暫定規制値は、子どもと大人が同じ基準ですが、子どもはより低い基準をめざすべきであると考えます。そのためにはまず、食材の放射能検査が必要です。森ゆうこ副文部科学相は11月10日の定例会見で、調理済みの学校給食1食分をまるごとミキサーにかけて放射性物質の量を調べる検査を導入する方針を検討しています。この検査方法は、1食で摂取する放射性物質の量が正確に分かり、放射線量を長期的に積算できる利点があります。
現在西宮市・市教育委員会は農産物の出荷段階で国が検査しているから大丈夫とのことですが、既に放射性セシウムに汚染された稲わらを給与された疑いのある牛が、福島県須賀川市より192頭、西宮市食肉センターでと畜・出荷されたことのある西宮市では、より厳重な検査体制が必要ではないでしょうか。
子ども達のため日々作っている保育所・小中学校の給食等についてはその実施責任者として西宮市自らが、食材の放射能検査を実施し、検査を行った食材のすべての数値を公表してください。
私たちは、子ども達が健康に暮らせ、将来、安心して子どもを産み育てられることを望んでいます。
放射性物質で汚染された食材を食べさせることがないように西宮市の子ども達の命と健康を第一に考えて、早期に取り組んでくださるようお願いいたします。
(請願事項)
1.給食に入荷する食材について放射能検査を行い、検査を行った食材のすべての数値を公表してください。
2.食品中の放射性物質に関する「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」(平成23年8月4日原子力災害対策本部決定)に定められた総理指示対象自治体及びその隣接自治体の食材を優先的に検査をしてください。






