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今村岳司/いまむらたけし】
西宮市議会議員/3期目 1972年、西宮市生まれ。 甲陽学院高・京都大法学部卒■浜学園講師・リクルートを経て99年、市議トップ当選(26歳)

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2009年3月

上下水道の将来ビジョンについて。

上下水道の組織・事業統合によって効率化を

 今回の行政方針の下水道に関するくだりで、初めて下水道側で「水道局との統合について検討してまいります」と明言されました。従来は、4次総の1年前に発表された「西宮水道ビジョン」において、「統合に向けて市長部局と十分調整していきます」と述べられているのみで、4次総にもけっきょく上下水道の統合については一言も触れられませんでしたが、これで初めて当局が上下水道の統合を本格的にめざしているということが明確になりました。
 上下水道の統合については、単純に想定されるメリットはたくさんあります。まずは組織統合による事務の効率化、そして、工事や中長期の保全・修繕計画の共通化です。これから管の耐震化や耐用年限に伴う改修がふえていくなかで、舗装が一度に済むことによる経費削減、工事が一度で済むことによる利便性の確保など、工事をいっぺんに済ますことによるメリットは大きいと思われます。また、長期の整備計画に関しても、現在は個別に設計しておりますが、共同でアセットマネジメント計画を立てたほうが効率的な計画が立てられると思われます。

 しかしいっぽうで水道局と下水道部では、水道リニューアルプランの中などで自ら認めていることでもありますが、(単純比較はできないにしても)職員数が下水77人に対して水道局218人もいるなど、水道局側の組織の非効率が大きな課題として残っています。下水道が土日・夜間のポンプ場管理委託をすべて外部委託にするなど民間委託を進めていることに比して、水道局では作業員を自前で多く抱えすぎているのが問題だと考えられます。将来的に事業統合するにしても、このような水道個別の課題の解決はいずれにしても必要でしょう。

 そこで質問いたします。
 まず一点目、行政方針の中で明言された「下水道と上水道の統合」について、そのメリットをどのようなものと考えているか、具体的なスケジュールはどのように考えているか、総合計画に統合に関する記述がない理由は何か、お答えください。

 次に二点目、水道局は統合以前に組織の効率化を進めなければいけませんが、水道局の職員数やコストの削減を今後どのように進めていくつもりをしているのかお答えください。

答弁:上下水道統合のための課題整理を2〜3年で

 「上下水道統合のメリットは何か」の答弁内容には特に意味はありません。当局自らに統合のメリットを答えさせることによって、当局自らに統合にメリットがあるということを明確に認めさせることが目的です。

 統合のスケジュールに関しては、一回の答弁で明言を避けたため、再質問したところ、「課題整理については概ね2〜3年」と答弁しました。

 総合計画に上下水道統合の記述がないことに関しては特に答弁すらされませんでした。単純に総合計画設計の段階では議論が詰まっていなかった、ということです。それだけ、4次総が精度の低いものである、という証左に他なりません。

 水道局の効率化に関する答弁はひどいものでした。問題は水道局の職員組合の体質です。それがここまで上下水道の統合を妨げてきたものでもあります。下水がわからすれば、資質も意欲も相対的に低く、効率化に対する意識も低い水道局との統合は避けたかった、というのが本心なのです。今後とも、水道局の業務効率化・組織効率化は重大な課題だと考えています。

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