2007年12月
予算編成に対する警告
さて、質問をさせていただく前に、現在策定中の平成20年度予算案について意見申し上げさせていただきます。
市長はいろいろなところで、本年度31億円という単年度の実質収支の数字だけをとりあげて、「財政状況が好転している」とか「市財政に明るい兆しが見えてきた」とおっしゃっているようです。
しかし、9月定例会の平成18年度決算に対する賛成討論の中でも申し上げましたように、それは明らかに事実とは異なります。
西宮市の特別会計や企業会計や外郭団体までを含めた負債の合計が約3890億円にものぼること、財政基金が約48億、減債基金が約44億と、合計約92億しかないこと、今後の更なる人口増加から予想される財政需要の増加、扶助費の増大など、不透明な要素ばかりが目につきます。これも3カ月前に申し上げたとおり。
兵庫県でも新行革プランが現在議論されているようなこの時期、どこに明るい兆しがあるのか、私には全く理解できません。
31億円の単年度実質収支にしても、甲子園浜の下水処理場用地に関する土地開発公社からの長期貸付金の返済約40億が入って
やっと黒になっているだけだということをわかっていない人は西宮市役所の理事者には誰もいらっしゃらないはずです。
全体的な「節約」ではこれ以上の財政改善は望むことができません。思い切った施策の重点化や事業のスクラップが必要です。
そもそも筋肉質な行政経営は財政状況に拘わらず、常に心懸けられるべきものです。第三次総合計画の最終年度を迎えるということで、各局ともやりたい事業はたくさんあることでしょうが、慎重に予算案の策定をなさっていただきたいと要望いたします。
繰り返すようですが、この西宮の財政状況は全く好転もしておりませんし、明るい兆しが見えてきてもおりません。9月定例会での討論とほぼ同じことの繰り返しになりますが、予算策定が大詰めを迎えつつある時の頃と思って申し述べさせていただきました。
補足。
この12月定例会で通告していた質問の内容とは直接関係ない話ですが、議会でちょっとビシッと言っておかなければいけない状態でしたので、警告をしました。
というのも、何を思ったか、市長は最近いろいろなところにいって挨拶で「西宮の財政は好転しています」と吹きまくっているわけです。
挙げ句の果てに、大規模な行政改革をしようという計画を発表したばかりの兵庫県の人たちの前でこんな話をする始末。一方で、市役所の各部署は「市への補助金を減らさないでください」と県に日参しているというのに。「そんなに財政が好転しているんなら西宮への補助はカットしていいんだよね?」ってことになったらどうしてくれるんでしょう。
なんと空気を読めていない愚かしい行動…。
市長としてのオフィシャルな演説原稿は役所が作っているからこのようなことはないのですが、彼がひとりの政治家として勝手に来賓なんかでいって喋る原稿は彼が独自にやっていることなので、役所も止めようがないのだそうです。
それを共産党なんかは揚げ足取って「好転しているんだから行革はやめて国保料を下げろ」とか無茶ばかり言ってくるわけです。でも、ほんとうに好転しているなら共産党のロジックも成り立ってしまうのです。
まったく、好転していない。
だから、引き続き厳しい財政運営を訴えていく。
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