2003年9月
行政改革進捗状況
今回の一般質問は、第2次行財政改善計画最終年にいたる行政改革進捗状況について、項目を2点に絞って質問いたしました。
■項目1:事務事業評価システムに関して。これに関しては、昨年12月議会で三重県の取り組みを紹介したのに続いて2回目です。今回は先進事例として川西市などを取り上げて質問しました。平成11年度の市長行政方針で「調査研究に着手する」と謳っておきながら、ようやく14年度に試行というスピード感のなさ、せっかく試行したにもかかわらず、予算との連動性が低かったり、議会での決算審議に活用していないなど、いまだ「検証」の域を出ていない実効性のなさなどを厳しく指摘しました。
■項目2:硬直化した組織と、財政を圧迫する人件費について。
ひとつは以前から行政方針でも取り上げられている「動態的組織の活用」についてです。当局は以前からも「○○部では取り入れた」と言ってはいますが、ほんの一部でしか導入されていません。全庁を動態的組織に改変し、現場への権限と行政資源の委譲や組織階層の簡略化などによって事務をスピードアップし、職員をモチベートすることが必要なのだと訴えました。
次に取り上げたのは西宮の異常に高い人件費の問題です。8月23日号の週刊ダイヤモンドによると、西宮市の職員一人あたりの年間職員給は930.4万円と、全国3位の高水準。全国695都市の平均が743.0万円、全国のサラリーマンの平均年収が526.3万円であるのに比して、この財政難にもかかわらず、本市の給与水準は高すぎるということを指摘しましたが、市当局には大して「高い」という自覚はないようで、答弁は上滑りでした。
3点目は、行財政改善大綱に謳っておきながら、実施計画への落とし込みすらされていない能力主義の導入についてです。これまで当局は「地方公務員の人事制度は国家公務員に準拠するため、独自の人事改革は難しい」と答弁してきました。しかし一方で、平成13年度には能力主義の給与・人事評価システム導入などを盛り込んだ公務員制度改革大綱が閣議決定され、そこには平成15年度中の関連法案提出が明記されています。また、全国で能力主義の一部導入などは改革派首長の下ではどんどん進められています。で、答弁はというと、お決まりの「国の取り組みを注視しながら研究を進めてまいります」…。いつまでも暢気な当局でした。
最後に人事・組織の見直しに関する市長の「経営理念」を質問しました。人事改革はその公務員自身の処遇に関わるという性質上、庁内からの強力な推進が期待できない場合がありますので、経営者の強力なリーダーシップが必要です。しかし、市長の答弁は一切期限や数値を明示せず、危機感のない答弁に終始しました。
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