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2016-12-08

Smokin' in the boys room

Smokin' in the boys room
Smokin' in the boys room
Teacher don't you fill me up with your rules
Everybody knows that smokin' ain't allowed in school

便所でヤニくうぜ
便所でヤニくうぜ
センセ、あんたらの規則の話はもうおなかいっぱいなんだわ
学校でタバコを吸ったらダメなんてこと、言われんでもみんな知ってるんだよ

   ■   ■   ■   ■

11/27に「中高生30000人の夢project」のミーティングに参加したことは前に書きました。
中高生たちと市役所で直接はなしをしましょう、というイベントです。
(コレ→ http://xdl.jp/diary/?date=20161128#p01
そのシメで私は中高生たちにこういうメッセージを話しました。

中高生だったころの私に必要な「居場所」は、
授業を抜け出してタバコが吸えて楽器が弾けるところ、でした。
さいしょそれは某部室でしたが、
そのクラブの部員に迷惑をかけるわけにもいかないなと思っていたところ、
すばらしい代案が見つかりました。
格技場の上階に普段は使っていない部屋があったのです。
私たちは鍵を盗みだし、合鍵を造りました。
それで私たちは自由にタバコが吸えて楽器が弾けました。
でも、この自由を継続させるためには、一線を越えないことが重要でした。
先生に「注意しなくてはならない情況」にさせないこと。
その範囲内で、私たちは「居場所」を手に入れました。
「居場所がない」という人は、ほんとうにないのか、もういちど考えてください。
自分でくふうして手に入れようとすることがだいじです。
オトナが与えてくれるなんて大まちがい。
一線を越えない範囲で、これまで「無理」と思っていた範囲を破らなきゃ。
それが若いことの特権。

これを視察していた議員がきょうの議会質問でこのことを取り上げて、こんなかんじのことを言いました。

耳を疑った。イマムラ市長には、彼らへの愛情はあるかもしれないけれど、
彼らへの敬意がない。
せっかく造った教育大綱も、こんな人が造ったなんてミソがついた

私は「四角四面なことを言うなぁ、子供に対する感覚にもいろいろあるんだなぁ」と思いました。

   ■   ■   ■   ■

中高生はコドモからオトナになる過渡期です。
オトナが嘘つきだと知るようになり、嘘つきなオトナの言葉に耳を貸さなくなる時期です。
そして、なにかちょっとイキった行動をとってオトナを挑発するギリギリを狙おうとする時期です。

新聞では賭博で逮捕とかいってるけど、父さんはパチンコにいくじゃないか。
父さんにえらそうな口をきくなとか言うくせに、父さんのいないところで嗤いモノにしているじゃないか。
勉強しろっていうけれど、勉強したって先生みたいのにしかなれないじゃないか。

そして、改造バイクやスケボー、鉄パイプ、シンナー酒タバコ、パンクやメタルやヒップホップ、エロ本エロビデオエロサイト、変形制服やヘンな髪型…

こんなもの、時代が変わっても、ようは同じことです。
だからといって、それがそのまま暴力団員や強盗や変質者になったりするわけではなく、
ほとんどがそのギリギリ「アウト」から何かを学んで成長するのです。
ハシカや水ぼうそうやおたふく風邪みたいな「はやりやまい」で、子供のうちに罹っておいたほうがいい病気みたいなものだと思っています。
多くがとおる道でしょう。

中高生はキレイゴトを吐くオトナにうんざりしています。一般的に。
そしてさらに改めて「市役所」がメッセージを発するときにキレイゴトを言うなんて、
ほんとうにナンセンスです。

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あの日、ものすごく育ちのよさそうなお嬢様ワンピースの小柄な中学一年生が、
「いくら騒いでも怒られない場所がほしい。めちゃくちゃにパーティーがしたい」と言っていたのが印象的でした。
恥ずかしそうな笑顔で。

彼らは、窮屈なんです。
耐えられない子は爆発し、なんとか耐えられる子は爆発する子を羨ましく思い。
彼らがいちばんほしいモノ、それはオトナに邪魔されない場所なのです。
そんなの歴史上いつもそうだったはずです。

きっとこういうふうな指摘を恐れて、
学校の先生たちも、中高生にキレイゴトしか言えなくなったんだと思います。
先生たちだって高校生での酒タバコやエロ本やパチンコ屋くらいならやっていたひともいくらでもいただろうに。
むしろ、キレイゴトは彼らを子供扱いしている態度だし、敬意を欠いている態度だと思っています。
あえて私が、行政主催のイベントで、中高生たちにこういうメッセージを発信したのは、
嘘つきばかりのオトナにうんざりしている彼らに「だいじょうぶだ。嘘つきじゃないオトナもいるから」と伝えたかったのであり、
市役所の職員に「彼らを子供扱いするな・敬意を持て」ということを伝えたかったのです。

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典型的なコメディーなら、「四角四面教師」の最後はどっちかです。
バンドやパリピたちにプールに叩き落とされて嗤いモノにされるか。

(↑このパターン)
それとも、パリピたちといっしょにバンドとダンスで盛り上がるか。

(↑このパターン)

後者だったらいいのにな、と思いました。

感覚は違うなぁとは思いましたが、
どちらもきっと子供への愛情と敬意からくるものである、ということは同じはずですから。